皐月
(バイクで長いトンネルを走り続けると暗闇を照らす人工的な明かりと圧迫感で、
前後左右の感覚が不安定になり異空間を漂っているような、なんとも不安な気持ちに襲われます)
長い、長いトンネルの中からチラッと出口らしき物が見えてきたような・・・
一点透視図法の消失点に 明かりが仄かに灯ったような・・ 目の錯覚で無ければ良いのだけれど・・
その、ほんの少しだけの希望に安堵せず、気を緩めず、これまでの工程が無駄にならぬよう気合を入れ直し・・、、
出口がはっきりと見える所までたどり着いた その時、 静かに 心の中でため息、口笛、ガッツポーズ・・
まだまだ規制のない日常に戻るには時間がかかりそうですが、重苦しい暗闇からは抜け出せそう・・
5月も終盤です。 新学期が始まり 新入生!生徒、学生さんは対面授業が始まったそうです。
山形庄内、福島飯豊から届く山菜の緑色が鮮やかな事! 瑞々しくピッカピカです。
春の先陣を切り 雪の下から顔を出した「蕗の薹」はすでに終わりました、 が
がぁ です・・ 土を洗い流し・真ん中の花とガク(葉?)に分けて・茹でて・晒して・絞って
ミンチをかけて・さらに米油で炒めて・真空パック → うどんに練り込み「バッケうどん」
手間がかかってます! 薄い緑の麺に蕗の薹の香り 程よい苦味
盛岡にあった 偉大なるシェフ「シャジャーニ・春田氏」の一品をパクりました!
お召し上がりの際には「蕗の薹味噌」もお薬味にご用意いたします。
タラノメ・コシアブラ・コゴミ の葉物もそろそろ終わりそうです。
山菜天ぷらは薄衣でパリッと仕上げ 緑鮮やか!口の中で砕け散ります!
シドケ・アイコ・ミズ・シオデ・ボウナ山ウド などが主役になります。
まず、「葉」を摘みます・茹でます。
軸の部分を 刻みます、ひたすら刻みます。 長さ太さを揃えて・・
指先は アクで黒くなりますが 全て切り終えたら・水でよ〜く洗います。土や汚れを落とします
笊に上げ水を切ります・米油で炒めます (炒めますとミズは透明感のある緑、アイコ・シドケは鮮やかな緑に)
ほんの少しの出汁と薄口醤油・みりんでキンピラ風に下味をつけます。
「山菜冷やしかけそば」 地味です、見た目は ンっ という位 地味ですが 良いです!
もう! いつ食べるの? 「今でしょ!」
「蕨たっぷりに牛肉スライスでしゃぶしゃぶ」 「山菜のお浸し・胡麻和え」
お待ちしています。
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